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上記の活動を基本に「地産地消」の輪を広げるひとつの「しずく」になれたらと考えて発行しました。
きっとできることなんてきっと「しずく」程度のこと・・・でもその一滴を落とすことで波紋が広がり、
どんどん、どんどん「地産地消」が広がっていくことを願ってやみません。
人も地球の、宇宙の一滴・・・できることから・・・そんな思いで出来上がった「季節誌しずく」。よろしくお願いします。


しずく自体が野菜を湛え
この地に落ちることを
イメージしています。
季節誌しずくもそんな存在に
なりたいと思うのです・・・


からだをめぐる地のしずく
生きてくためのしずく
めぐる、めぐる未来につなぐしずく
何度も、何度も
何度でも、何度でも
生まれる前からはじまった終わらないサイクル
絶えることないサイクルへ

■河辺農園(こうべのうえん) 河辺泰章さん
農業高校卒業後、種会社の研修を受け就農。夏はスイカとメロン、冬はセロリとキャベツを収穫していたが、家族で営む農園の両親の負担も考え、心機一転、アスパラガス栽培への挑戦を始める。現在も次々と新しい挑戦を続けている。
スイカ・メロン・セロリ・キャベツからアスパラガスへの転進を苦労しながらも実現させた河辺農園の河辺さん。適応を求められる時代の中、与えられた環境に順応するのではなく、あえてチャレンジによって対応していく原動力とこれからの挑戦について聞いた。

サンテパルクたはら、道の駅 田原めっくんはうす、くくむガーデン、あぐりパーク(食彩村)、ホテルアークリッシュ、マックスバリュ(順不同)で味わうことができる。
 アスパラガスはメキシコなどからの輸入が7割、国内産の3割が北海道、長野、九州。そんなアスパラガスに取り組んだ動機は「まだこの辺りではあまり栽培されていなかったこと。1度植えると最低5年は収穫可能。3月から10月の8ヶ月間収穫できるスタイルが農園に合っている」と考えたから。また、家族で営む農園、両親への配慮もあり決断したという。  「地産地消は実践すべき。地場のものは地元で食べて欲しいし、消費者のためにもなると思う。輸送日数が少ない地元のアスパラガスを地元の方へ。アミノ酸の多い旨みと甘さ、本当の味を、是非食べてもらいたい。」産直などで河辺さん自身が対面販売や試食を勧めたりするのはこのおいしさを実感してもらうため。そんな熱意あるバイタリティこそ、河辺さんの情熱そのものだと感じる。「おすすめの食べ方は、天ぷら。おいしさをそのまま味わえる1本揚げをぜひ。」と河辺さん。
 アスパラガスとの出会いは、肥料会社に勤める友人から聞いた話から。そんなアスパラガス栽培への移行も簡単ではなかった。スイカやメロンを栽培していた土壌は、分析をすると栄養のバランスを大きく崩していた。そんな畑をアスパラガスの土壌に作り変えるために使った堆肥は、10a約50tに及んだという。そんな土壌での栽培も今年で6年目、現在の土は魚類のしぼりカスや窒素系統の菌を抑える有機資材が主。もちろん減農薬にも取り組む。有機栽培にこだわる理由は「化成肥料を使うより植物は病気をしない。虫が少なく、根も傷めない。」から。  品種はスーパーウェルカム、直径約18ミリ、一晩で3~4センチ成長し、約30センチで収穫。筋っぽさがなく、えぐみが少ないのが特徴で、驚きは収穫されてから半日くらいまでなら生で食べれること。そんな河辺さんの朝採りされたみずみずしいアスパラガスは、道の駅などの産直、レストラン等にほぼ毎日届けられる。また、NFT農法で水耕栽培された人気のサンチュ、イタリアンパセリ、クレソンなども、年間を通し、新鮮なまま店頭に並ぶ。
「水耕栽培は無農薬で栽培しているので現状、年間を通してアスパラガスの農薬は他県より少ないが、アスパラガスも無農薬で栽培したい。難しいかもしれないが、天敵栽培など挑戦していきたい。自信あるものをこれからも作っていきたい。」と次なる挑戦に向かう河辺さんの笑顔に強い志を感じた。



【編集】段々に実ったトマトの美しさ、味・・・驚きの連続。様々なことを学んだ取材でした。ポキッと折った瞬間に溢れ出た水分の多さ、初めて生で食べたアスパラガスの味!と驚きの連続でした。

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河辺農園(こうべのうえん)

〒441-3417 田原市豊島町豊丘30-3
TEL.090-2772-4535

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東海地域で有機農業が広がっていくよう支援する様々な活動に取り組んでいる。
有機農業を推進する全国団体の理事も務める。

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オアシス21
オーガニックファーマーズ朝市村


●開催場所/
 名古屋市東区東桜一丁目11番1号
●開催時間/8時30分~11時30分
●HP/http://www.asaichimura.com/
●お問合せ/
  朝市村事務局 TEL:052-265-8371
訪れたこの日も、8時30分に村長の吉野さんが鳴らす鐘の音で朝市が始まった。直接、作り手の顔を見て、食べ方や調理法など「生産者ならでは!」の話を聞きながら購入できる、とてもうれしいひとときの始まりである。 名古屋・栄のオアシス21(スターバックス前付近)では8年前の2004年から、毎週土曜日の朝、有機農業(オーガニック)に取り組む生産者が、新鮮で安心・おいしい野菜や果物、農産加工品や海産物を販売する「オアシス21オーガニックファーマーズ 朝市村」が開催されている。 有機農業を始めた人たちが販売する場を作りたいと感じていた吉野さんの熱意と、オアシス21の支援で、この地で地産池消のオーガニック朝市が実現。当初はオーガニックがまだ根づいておらず、思うほど人は集まらなかった。しかしオーガニックの浸透と共に客足も増え、今では600~1000人が訪れる。出店農家は木曽川流域圏(愛知、岐阜、三重、長野南部)で有機農業に取り組む生産者で、15~30店が並ぶ。準備段階からお目当ての店前に行列ができる人気朝市に成長した。元気・活気に溢れているこんな朝市がお休みしたのは、大きな台風に襲われた第1回目だけとのこと。その後は台風が来ても、雪が降っても休んだことがない。訪れる人の約7割がリピーター。電車を乗り継いで毎週駆けつける人、近くのレストランや会社の社員食堂の買い付けも多い。
この朝市は受付や会場設営、片付けに至るまで多くのボランティアにより成り立つ。子どもボランティアも笑顔いっぱいで走りまわり、毎週手作りの「朝市村新聞」を配る。中でも注目なのが、有機で就農したい人が相談に訪れる窓口「有機での新規就農相談コーナー」。全国的にまだまだこのような支援窓口が少ないが、この窓口を通じてすでにたくさんの人が農家になり、朝市村に出店している。出店者同士は「仲間」でもあり、情報を交換し、互いの田畑を訪問しあっているという。まさに朝市が教室。目的の販路探しは少しずつ広がっている。
「オーガニックマーケットにはたくさんの可能性があります。レストランやカフェの料理人とつながる場にもなるし、地産池消の魅力を実感できる場、買い物に来てくださる方に有機農業を知っていただく場、生産者の仲間づくりの場、新規就農者を育てる場、地域の人たちの交流の場でもある。さまざまな場所で開催されるようになってほしいと願っています。 朝市村の次の課題は、野菜の加工です。販売しきれない野菜を加工して、さまざまな形で生かせたら」と吉野さんは笑顔で話した。

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託児所を経営する星野圭子さん。保育士が運営する「community cafe hanare」も展開、
カフェ、デイサービスへの給食やコミュニティー場として設立。子育てコミュニケーションに力を入れている。

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託児所
KID'S WORLD


●住所/田原市赤石1丁目29
●休み/日曜、年末年始
●HP/http://community8cafe8hanare.dosugoi.net/
●お問合せ/TEL:0531-23-4334
トレードマークのパンダの看板。どこか懐かしい遊具の数々・・・市街地でも近くに川が流れる環境の良い田原市赤石にある民間保育所『託児所KID’S WORLD』。 豊橋の保育園で保育士を7年勤め、育休後に退職。そして平成10年7月に託児所を設立した代表の星野圭子さん。「感性を豊かに生きる力を育む」をモットーに[子どものための子育て支援家]として、自ら日々の保育に携わっている。 最初は田原・蔵王山近くの小さな貸店舗からスタートし、子連れ出勤可能のスタイルをとり、スタッフと協力しながら自身のお子さんと共に歩み始めた。 「自分の子どもも一緒に過ごせる環境で仲間の保育士と勉強しながら教え合いながら育てながら」という理想の託児所ができた。 その後、市内の総合病院の提携保育所としても通常保育と夜間保育を請負、保育人数増加に伴い赤石へ移転し現在に至る。
「一時保育利用が多い託児所では大きな行事など、できないコトもいくつかある。でも、民間保育所だからできる保育。家族のようにやっていきたい。」と星野さん。朝は毎日、洗濯・掃除からスタートするなど、家庭的な感覚を大切にしている。その中でも一番大切なのは、「食べるコト」。毎日の給食には、野菜がたくさん使われる。カフェも経営していることもあり、地場野菜とのつながりも強く、「図らずして自然に野菜とのつながる好環境なんです」と笑顔で話す。美味しく食事をするには先ず、良い生活リズムの中でしっかりとお腹を空かすこと。食べるための生活を楽しむ。お散歩で近所の八百屋さんへおやつのバナナを買いに出かけたり、託児所の外庭で野菜を育てる事で、食べるまでの楽しみを共有できる。訪れた時期(5月下旬)には、えんどうまめとオクラの苗を育て、夏に向けて一緒に栽培の準備をしていた。子どもたちも慣れた手つきで勇ましくお手伝いをしている姿が見えた。また、みんなで食べる環境のおかげで普段の食事もしっかり食べるようになったという声も聞かれたそう。星野さんが毎日記す子ども記録帳や園内の生活会話から、成長変化を知るきっかけになり「母親の心のエンジン」を動かし、食生活に興味をもってもらい、聞く耳をもってもらうことができることもあり、結果として「子育て」の悩みやメンタルケアにも繋がると言う。
子育て支援課をまちの店舗・会社・家の中に設置してもらい、定期的に代表が集まり話し合う。子どもを持つ人だけが子育てではなく、まち全体でサポートできる・・・そんなまちづくりをしていきたいと、持続可能な子育て支援から始まる街の発展を願っていた。

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2012年3月号 春号はこちら
今月の「味のしずく」が見られます
豊橋市 GREEN CAFEさん
豊橋市 VEGECAFE LOTUSさん
豊川市  はちみつのお店 さんぽ道さん
豊橋市 キッチン&甘味茶房 ベルタさん
今月の今回掲載の告知などが見られます
豊橋・豊川・田原市 フードオアシス あつみさん
豊川市 カネイチ農園さん
豊川市 こだわり農場 鈴木さん
豊川市 株式会社 イトコーさん
豊橋市 くくむガーデンさん
豊川市 米のだやさん
季節誌しずく レシピ
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