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■山本剛司さん
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プロの「農家」というより「産直農家、又は、個撰農家です」という山本さん。売り先やダンボールの資材手配など全て自分でこなし、産直のプロとして多種多様な農産物を取り扱う。きゅうり、ほうれん草などの定番野菜、生花、時にはパイナップルを手掛けることも。この時期は人気のいちごを出荷している。
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農家さんといえば決められた規格を基準に同じものをたくさん作るイメージが一般的。それとは逆に「少ない量、いわゆる規格外れと言われる物でも本当に欲しいお客さんがいればそれも規格。秀品も同じことではないか…。」確固たる考えがありながら、「何でも作るから「農家さん」じゃなくて『百姓』だよ。」と笑顔で話す、とても気さくな山本さんにお話を聞いた。


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収益を考えると、まず東京に市場が向く。流通手段であるトラックを基準に梱包箱が決まり、農産物規格が決まり、それを生産者が作る。自ずと野菜は地元の店頭には並ばなくなる。「やはり、地元の方へ食べてもらいたい!が一番にある、地産地消は本当に賛同。自分の思う規格をしっかり設定し、バラエティある需要にあった産直ならではの「もの」を売っていきたい。そして、輸入品に負けないよう、変化している現在の食の形に添ってやっていくことも大切と感じている。」常に先を見据えた山本さんの熱い思いが伝わった。
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先代(実父)がいちごを手がけ、大手スーパーやケーキチェーン店へ卸していた。山本さん自身も手伝いながら生花にも力を注いでいた。時代が流れ、いちご需要が他へ移りつつあった頃、夫婦で産直を中心に卸すようになった。「産直は自分たちのスタイルに合っていて、直接、お客さんの声を聞け『お客さんの要望にあったものを』をコンセプトにいわゆるオーダーメイドでもやっています。」と山本さん。生産量を決めて余分には作らない。その為、急な要望には応えられないが、収穫できる時期を逆算して依頼に応え、最高の仕上がりで提供できるそう。
「同じ品種で同じつぶの大きさで同じ色のいちごを50個。」という細かな注文も応えている。品種改良も行い、常に挑戦、手がける種類は多く、知識と技術でお客様の要望に応えられる体制を整えている。農薬や化学肥料も安全性を確保、サプリメント的な役割に頼ることなく、有機質管理を行い、痩せない土づくりをしている。これも、様々な知識があるからできること。「欲しいものを欲しい人に届ける規格」こそが、山本さんならではのオリジナルスタイル。「こんな買い手と生産者、対面に近い状態だから本当の安心に繋がるのではないか。」と話す横顔がとても印象的でした。
【編集】オーダーメイドという農業の違ったスタイルに驚きました。生産意欲や今後の農業のカタチに対する考え方、とても熱かったです。
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田原ポークを使ったハム・ウインナー・ベーコンはG・ファームと和広ハムが共同開発したオリジナル商品。田原ポーク特有の脂の甘さを考慮し、従来のスパイスなどを使わず、とことんオリジナルを追求してできた自慢の商品。道の駅 あかばねロコステーション内「笑楽豚工房(わらとんこうぼう)」や豊橋 ほの国百貨店 地下「直営店」ほか、G・ファームオンラインショップでも購入できる。
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一般飼料の輸入トウモロコシなどを使わず、人の食べる食品加工で出る廃棄されるはずの麦類のパン、米類の酒かす、いも類の皮などを独自に配合した液体飼料「リキッドフィーディング」と、天竜川水系の地下から汲み上げた水を活性化させた「π(パイ)ウォーター」を与え、飼育されている「田原ポーク」。豚舎は24時間温度管理、豚舎移動しないことでストレスを軽減。常に気を配り、愛情込めて育てられた豚は脂が甘く、質の良い肉が特徴。
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昭和53年創立。先代の意思を継ぎ、飼料の原材料、飼育法を守りつつ販路拡大のために尽力する鈴木さん。地元の活動はもちろん、豊橋駅前の活性化が周辺のパワーにつながると、ほの国百貨店に出店協力する。自分の代で農業大国だからこそできる三河ブランドの確立を目指す。
株式会社 G・ファーム
鈴木 美仁さん
田原市田原町二ノ丸4-1 Tel.0531-22-1129
●mail/info@taharapork.jp
●HP/www.taharapork.jp/
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メーカーとしての一般販売よりも全国の販売店、飲食店、スーパーなどのオリジナルオーダーで作るハム・ウインナー・ベーコンを多く手がける「和広ハム」。大手では対応できない小ロットでもきめ細かな対応を基本に、提案なども行っている。酪農家、食肉加工業者、販売店、消費者すべてがひとつの笑顔のサイクルになればとの思いで、開発依頼されたお客様が納得して安心、安全でおいしい商品を提供できるよう試行錯誤を重ね、商品を開発している。(10kg~相談可能、お気軽に。) |
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豊橋の「食」と「農」を連動、創造させ全国に発信する心強いアドバイザー
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食と農を扱う業種を連携し新しい価値創造で、次世代に継承できる地域産業を生み出していく食農産業クラスター推進協議会。その一環として新商品開発部門に属している「青じそ加工研究会」別名、「AOZISO JAPAN BRAND」。全国一の青じそ生産地「豊橋」。その約100の生産農家と、地元食品加工メーカー10社が青じそを使ったオリジナル商品を開発し、競争力を強化、価値ある地域ブランドとして新販路・新顧客の開拓を図ることを目的とし活動している。生産農家は50年の技術を活かし豊橋ブランドの顔として超減農薬、徹底された安心安全な青じそを栽培。一方、食品メーカーは1業種1社で厳選された各業種のスペシャリストたちが集結し切磋琢磨。商品開発に励み厳しい商品審査で退会した会社もあったが、この地域ならではのブランドを創っていこうという信念で、幾度もの試作と改良を重ね、他社には真似のできない青じそ商品を作り上げた。
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開発中には、青じそ生産者と食品メーカーがお互いの現場を視察し意見交流、常に高品質を維持するための加工技術の向上など商品開発とは別の視点でも様々な強化を行った。パイプ役となった横山さんの働きかけやアドバイスあってこそ実現したことだと関係者は話す。商品は地元、東京などでの試食やアンケートを行い、商品強化と販路拡大に努めているという。地元の活性化と地産地消に貢献しながら進化し続けている「AOZISO JAPAN BRAND」は、2013年から「プレミアム」という新しいジャンルへの挑戦に突入。横山さんの多忙な日々は続く。 |
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