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■森下農園(もりしたのうえん) 森下和茂さん
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先代から続くハウスみかんから徐々にドラゴンフルーツへと移行し、現在に至る。人とは違うものを作ることが楽しみで非常に研究熱心。マンゴー、ブルーベリー、ミラクルフルーツなどの栽培を行う。
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田原で「ドラゴンフルーツ」を栽培する森下農園。今でこそ少しメジャーになった名前だが、挑戦を始めたのは10年前。インターネットで目にするのも少なく、まだまだ知られていない存在に興味をそそられて栽培を開始。毎年、毎年、手探りと話す森下さんの好奇心と探究心の源についてお話を聞いた。


サンテパルクたはら、道の駅 田原めっくんはうす、あぐりパーク(食彩村)、ロコステーションで入手可能。(売切れの場合あり)。
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重油価格高騰が経費を圧迫しつつも、先代から続くハウスみかんを栽培を続けていた頃、父が行った香港のホテルのフルーツバスケットの中にあったことで「ドラゴンフルーツ」の存在を知る、これが今からちょうど10年程前、珍しい物を作りたい…そんな好奇心から、静岡県の生産者さんとメールのやりとりで勉強、苗を沖縄からネットで仕入れ定植。ハウスみかんからドラゴンフルーツのハウス栽培移行をスタートさせた。まず「どんな作物?」の原点から手探り状態。その間にも生産が盛んな沖縄、宮崎などへ足を運び、あらゆる情報を仕入れた。現在では、独自の茎の仕立て方や自然の力を利用する目的で根周りに選び抜いた草を植え湿度を保たせ、また害虫予防する方法など「経験や実験に勝る知識はないから、土地にあった自己流栽培方法を見つける。現在も試行錯誤の連続。毎年、毎年が勉強。」と森下さんは話す。
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ドラゴンフルーツはサボテン科。果皮が竜のウロコにように見えるため名付けられた。現在、赤い果実=レッドピタヤと白い果実=ホワイトピタヤを栽培しているが、生産性や甘みが安定しているレッドピタヤを中心に無農薬にこだわり栽培している。果肉の赤色は「ベタシアニン」というポリフェノールの一種で強い抗酸化作用がある。また女性にはうれしい「お通じも良くなる。」と話す購入者もいるそう。実のもととなる花は、月下美人と同じ夜咲きで月の満ち欠けに関係、15日おきに開花、受粉作業は家族総出で夜に行う。この後、約35日かけて鮮やかなピンク色の実をつけ収穫となる。毎年繰り返すことでも花をつけさせる難しさ、肥料のやり方の難しさなど、作り方も未だに確立されたとは言えないという。ここ5年くらいでドラゴンフルーツの認知度も上がってきたが「食べ方、時期、保存方法」など購入時に添付するも、質問されることもしばしば。情報提供がまだ不十分。こういう新たな課題が、また次への「やりがい・意欲」となっている。
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地産地消は、鮮度の良い旬のものが食べてもらえるので賛同。反面、旬になると、同じものでも、手のかけ具合の違う商品でも、「商品の価格が低い方に揃う傾向」があることを経済面から懸念する。生産者が来年、また将来に向け、意欲の沸く価格設定基準が早く確立することを願う。
「味はさっぱりした甘さ、果肉はやわらかくサクサクした食感。とにかく、一度食べて下さい。」と森下さん。
【編集】南国ばりのハウス内の迫力!初めての果実の舌触りや食感味、すべてが新発見でした。
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森下農園(もりしたのうえん)
〒441-0000 愛知県田原市加治町中恩中
TEL.0000-00-0000 |
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今回はベトナムや、南イタリアから夏を乗り切るお料理法でジャガイモ・ナス・トマト・かぼちゃ・子供ピーマンを使い、お野菜を美味しく召し上がって頂けるよう工夫しました。もちろん和のマクロビオティックをベースに、体の調整をして頂けるメニューです。
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ちょうど10年に静岡の定職を離れ、就農を決意。「福津農園」松沢氏のもと有機農業を学ぶ。その後、新城市内をいくつか移り住み現在の農場を開く。農薬、化学肥料は使わず年間50~60品種を栽培。通っていた有機野菜・自然食品を取扱う豊川の「玄気」の安竹氏と出会いが縁で、豊橋のベジカフェロータスに自慢の旬の野菜が届くようになる。ロータスのシェフにより素材の味を活かした手間を惜しまない料理が提供される。「有機野菜は作るのが難しく、畑によって、その畑の中でも性格が違う。季節も気候も一定でない、獣害や天災もある。それでもおいしいと言ってくれるお客さんの笑顔、子供の成長のためにもこの環境に身をおいていることは非常に恵まれている。」と遠山さん夫妻。「人とのつながりを大切に頑張っていきます。」と力強く語ってくれた。
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子育ても仕事も二人三脚。就農のきっかけも意思疎通があったからこそ。自分が見てきた大人の背中を感じさせられたと語る。個人注文も対応、問合せはお気軽に。
空゛多楽農園(ぐうたらのうえん)
遠山 祐司、恵理さん夫妻
Tel.0536-23-2023
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肉・卵・牛乳・魚介類など動物性食品、合成添加物、砂糖を一切使わない食材やオーガニック野菜を使用。食に対して意識の高いお客さんが集う人気の「ベジタリアン」カフェ。 |
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庶務、会計としてマーケット立ち上げ当初からボランティアとして参加し、開催時には店内の運営などを中心に熱心に参加している。
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農業算出額全国一の田原市。海沿いを走る国道42号を豊橋方面から向かい東神戸を越えた谷ノ口交差点。右側に目をやると、壁面に実に鮮やかな文字で飾られた建物が飛び込んでくる、ここが「谷ノ口ええZONEマーケット」。
毎週日曜日の朝8時半開店を前に、周辺は一気に熱気に包まれる。遠くは静岡県浜松市から足を運ぶリピータもいる人気の産直で10月に8年目を迎える。地域ボランティア、学生パートで運営され、進んで接客、運営を手伝う様子は活気ある朝市さながらの雰囲気。店頭に並んだ野菜はどれも新鮮、その上、他の産直と比較しても質や量の割に値段が安いことに驚かされる。「それもこれも購入者側の期待を常に超えたいと思う生産者の意識の高さがあるからです。」と福井さんは話す。そして、それをよく知るリピータの購買欲をまた刺激する。双方が意識を高めていくことで、消費が刺激され経済活動が生まれている。まさに理想的な相乗効果のある生きた販路と言える。
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現在、登録生産者は約80名、農産物を中心にシーズンで約200種が並ぶまでに成長した。谷ノ口地域全体を活性化する事業の一環として「表浜ほうべの森公園(仮)」開発計画があり、コミュニティの場としても、益々このマーケットの存在意義が高まると思われる。
「食育の目線からも、親子で来た時に、曲がったきゅうり、キズのある野菜が当たり前なんだと子どもが自然に知るような場所になれたら・・・。そして、古い建物をそのまま利用し、みんなで作り上げた再利用&手作り感いっぱいのマーケットだからこそ、値段にも信用が生まれている。」と強く語る福井さんの表情は笑顔で溢れていた。 |
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